2018年07月10日

ただのきろく − 2018.07.07クラブサイベリア参加私記録集

2018年7月7日、serial experiments lain20周年企画イベント「クラブサイベリア」に参加してきました。
宿願の有言実行を遣通されたる主催シオドア(@teodoro_m9)さんと、企画運営に関わったスタッフ陣の方々に感謝。

※クラブサイベリア公認カメラマン小馬谷(こまや)さんによる写真は、公式からの承諾が得られるまで本稿に掲載ができません。詳細は別添資料5.を参照。
※記事の充実に協力いただきたく、記載内容に誤りや不足がありましたらお知らせください。
※私的な覚え書きを兼ねていますので流し読み推奨。

※7月10日、第一稿公開。7月30日、第二稿公開。



クラブサイベリア概要。
serial experiments lain 20周年を記念した、非公式のファンイベント。
2018年7月7日、13:30〜20:00。CIRCUS Tokyo(渋谷区)。参加者数は、
 一般参加者 160名
 公式関係者 5名
 公式関係随行者 2名
 スタッフおよび演者等 24名
 計 191名

※スタッフおよび演者等総覧は別添資料2.にて。
メインビジュアル。画:しおん氏。


経緯。
・2015年頃からserial experiments lain(以下、s.e.lain)作中のクラブ「サイベリア」を再現したいと構想。
・2018年1月頃から、実施に向けた動き(アニメ版s.e.lainは1998年7月6日〜9月28日放送なので、2018年が20周年)。
・2018年1月10日、クラブサイベリア開催を告知。日程と会場は未公表。
・2018年2月3日、クラブサイベリアの日程と会場を告知。
・2018年3月14日、WASEI"JJ"CHIKADA氏(近田和生氏。JJ役声優)の参加を告知。
・2018年4月1日、安倍吉俊氏(オリジナル・キャラクターデザイン)と小中千昭氏(シリーズ構成・脚本)の参加を告知。
・2018年5月3日、清水香里氏(岩倉玲音役声優)の参加を告知。
・2018年5月18日、以降毎週金曜日にs.e.lain同時視聴会を開催。
・2018年6月1日、WASEI"JJ"CHIKADA氏の「Cyberia Layer_2」リリース決定を世界初告知。
・2018年6月2日、安倍吉俊氏によるライブペインティングを告知。
・2018年7月7日、クラブサイベリア催行。


当日の主な企画とタイムスケジュール。[Layer:XX]は、背景映像に記してあった通し番号。
・13:30 開会。[Layer:14]コピーバンド演奏。

・13:40〜 サウンドトラック「Cyberia Layer_2」先行販売。

・14:00 [Layer:15]s.e.lainファンDJ/VJsのDJ/VJ act 1。

・14:45 プレゼント企画1。

・15:00 [Layer:16]s.e.lainファンDJ/VJsのDJ/VJ act 2。

・15:45 プレゼント企画2。

・16:00 [Layer:17]s.e.lainファンDJ/VJsのDJ/VJ act 3。

・16:45 プレゼント企画3。

・17:20 [Layer:Ex1]小中千昭氏、安倍吉俊氏、清水香里氏、+上田耕行氏トーク・セッション前半。
 ※上田プロデューサーは当日飛び入り参加。

・17:20〜 安倍氏ライブペインティング(トークと並行)。

・18:20 [Layer:Ex2]小中千昭氏、安倍吉俊氏、清水香里氏、+上田耕行氏トーク・セッション後半。

・18:20 J.ロジャーズ氏からの動画メッセージ予告。
 ※会場で初告知されたSpecial企画1。

・18:45 プレゼント企画4。

・19:00 [Layer:Ex3]WASEI"JJ"CHIKADA氏のDJ act。

・19:05 小中氏によるs.e.lain新作脚本。CHIKADA氏と清水氏が上演。
 ※会場で初告知されたSpecial企画2。

・20:20 終演。

・その他全体を通して、ファンアート展示やカクテル企画なども。

元々は大きめのオフ会程度のものを想定して企画。 → 小中氏に偶然伝わりTwitterで言及された。 → それを契機とし、シオドア氏が制作関係者へも打診。 → 誘致が奏功し(奏功しすぎ)、制作関係者を招く規模のイベントとなった。
…という流れで大きなイベントとなりました。シオドア氏のs.e.lain熱は以前から知っていましたが、限度ってものがあるだろう。ここまで突き抜けて焚き騰がるほどの熱だとは誰も思っていませんでした。

(撮影:いづみ氏)

200人規模の会場に決めた後で公式関係者をゲストに迎えることが決まりましたが、既に会場を変更する余裕も人員も費用もなく、参加希望者数の割りに小さな会場での開催となった経緯があります。
それを補うために、公式関係者によるトーク・セッションや安倍氏のライブペインティングなど、部分的にUstreamでのリアルタイム配信が行われました。



13:00開場〜13:30開会の間のこと。


スタッフの多くは朝8時前に会場入り。私は会場設営の手伝いとして9時台に現地入りし、リハーサルの傍で荷物運びやポスター貼りやトイレの仕込みなど。


(撮影:シータ氏)

13時入場開始。気温29度。
前日までは「記録的な大雨」「一部の新幹線が不通」「お天気壊れてる?」とかのツイートが飛び交いましたが、東京周辺に限れば幸運にも晴れていました。まぶしいほど明るく、いきなりクラブ内に入ると暗さに目が慣れずせっかくのファンアートもしっかり見てもらえない程。

 (2点撮影:小馬谷氏)
入場開始に当たっては、s.e.lainの登場人物に仮装したスタッフが案内・誘導。今までコスプレなどしたことがないスタッフも半数くらいいましたが、来場して気持ちが逸(はや)る参加者の興味と注目を凝集させる効果を発揮していました。例。

・玲音2名。ラウンジフロア(1F)に、制服版とペルソナ版。

・メインフロア(B1F)へ下りる階段の曲がり角で、睨(にら)みを利かせる林とカール。林曰く「何人もの方々に、お疲れさまですと声をかけられた」。

・黒沢。といってもほぼスーツ着用というだけで説明されないと分からない。なので存在主張のための演技として用もなく「カール!」と叫ぼうかという案もあった。カールかわいそうに。

・そして、スタッフ間でも一般参加者にも注目されていた一人が、英利政美。
「神様がいる」「チケット確認のスタッフさんが玲音とデウスのコスで、既にヤバイ」「ていねいに人をかき分けて通る、腰の低い神様」などのツイートを確認。
英利は入場案内を行ったほか、開会後も楽器片付けをしたりプレゼント配布をしたりマイクを渡したり動線確保をしたり場つなぎのトークをしたりなどなどなど神様にしては忙しく雑務を行っていました。これはむしろ、13話中盤の「あんなことをこのぼくにやらせるなんて」と愚痴をこぼしていた方の英利だな。なお設定資料には英利の身長は明示されていませんが(全キャラ中、カールに次ぐ長身)、扮したかがみ氏の183cmという長身を活かせていますね。
長身といえば、朝の設営の時間にも人間脚立と呼ばれていたそうで。「実際神様があれほど背が高くなかったら、ファンアート貼るのもっと時間かかってた」。神様にしては使い倒されておる。
あー。それと。序盤から水を差すようで心苦しいが。コスプレをしたかがみ氏、撮影は許可したが、当日はWebへの写真掲載を承諾したことはないとのこと。お祭り騒ぎのノリでネットに投稿した情報は、お祭りが終わっても消える訳ではない。衆人が閲覧する環境への投稿については06話のホジスン教授と同じく対応に困惑しているのが実情である。写真投稿者に於いては各自事情を斟酌されんことを。

※7月30日追記。後日ご本人の承諾を得られた写真とツイートがあるので、ここに紹介(当方からも累ねて掲載承諾をいただきました)。


岩倉美香(玲音の姉)を模した声で諸注意アナウンス。開会へ。
(撮影:小馬谷氏)



13:30。開会。コピーバンド演奏「Duvet」「遠い叫び」。


実は演奏開始時に「プレゼントデイ、プレゼントタイム…」の番組OP音声が流れるはずだったのが流れず(映像は流れた)、マイクの音声が聞こえにくいなどのトラブルがありましたが、それでも突き進めた2曲。


バンドメンバーは、ペチカ(Vo/Key)、いずみさや(Vo/Gt)、いのっち(Gt)、カケラ星(Ba)、シオドア(Dr)。
誰もプロではなく、バンドメンバーとして募集した訳ですらなく、過去のオフ会で偶然そろった楽器演奏のできる参加者を集めたもの。敢えてバンド名も付けていない。「バンド演奏を披露すること」ではなく「仲間で盛り上がる場を設けること」を目的としており、さすが非公式イベントの性質を存分に活かしています。


そして、主催者シオドア氏の、挨拶と諸注意と軽妙なトーク。例。
・ブーンというノイズは不快でしたよね。なぜここで待たされるのかと。ぜひ気が狂っていただきたい
・JJのサウンドトラックCDがラウンジフロアで発売中です。一人3枚だと足りなくなるかもしれないので、2枚くらいは買ってください。
・再入場の際はスタンプがあると告知しましたが、スタンプは忘れました。
・リハーサルでJJのDJを聞きましたが、やぁっばいですよ
・MCを務めているペチカちゃんの玲音衣装(アニメOPの服装。帽子付き)は僕の私物です。

呼応したペチカ氏の暴露話トーク。
・シオドア氏はなぜか服を買い与えてくれる。セーラー冬服に次いで、セーラー夏服ももらった。今日はそれを着てきた。



14:00〜、15:00〜、16:00〜。s.e.lainファンDJ/VJsのDJ/VJ act。


各DJのセットリストは別添資料6.にて。


(制作:キッカ氏、撮影:橘屋氏)

14:00。背景映像に記してあった通し番号は[Layer:15]。DJ:tory氏、VJ:rumitoast氏。
「かっけえ…」「すごくlainっぽい」「揺れる系」「キレッキレで最高」「思いっきりゴリゴリしてた」「だんだん盛り上げてきたらアクセル決めて、直後にバッドトランス突入して、そして情報の奔流へ」などのコメントが見られました。


15:00。[Layer:16]。DJ:stein(シュタイン)氏、VJ:あかはね氏。
stein氏は美穂(玲音の母)のコスプレにて登壇。「キュートな選曲で緩急が良い」「かわいくスタートしどんどん激しくなる」「オルゴールのような電子音が心地いい」「カーチャンDJ、格好いい!」「斜めに構えて不機嫌そうな顔が美穂らしい雰囲気」などのコメントが見られました。


16:00。[Layer:17]。DJ:眠樹(ねむりぎ)氏、VJ:フジワラコウスケ氏。
「トリップしやすい」「熱くなれる」「ベース音が良い」「玲音ママのsteinさんの次は玲音パパ? ってくらい似ていて、家族写真撮りたかった」「どこかしっとりした選曲」「寸劇で途切れても戻れるくらい掴むのがすごい」などのコメントが見られました。

16:10頃。眠樹氏のDJの途中に、サイベリアでの発砲事件を再現した軽演劇がゲリラ的に(…もちろん予定していましたけど)挟まれました。
会場そのものを舞台として使った軽演劇。02話後半のサイベリアで拳銃自殺をした少年をイメージした、青年が玲音の出現に恐怖錯乱して拳銃自殺する筋書きです。

s.e.lain愛好者向けの演出であることに加え、演劇でありながら、青年の様子を間近で撮影した映像をスクリーンにリアルタイム上映しつつ進行するところが斬新。技法名はあるのでしょうかね。更に、(1)カメラを向け、(2)顔をアップにしてから、(3)セリフを話し始めていたタイミング合わせは、当然のように見えたかもしれませんが難しかったはずです。(右写真撮影:橘屋(たちばなや)氏)

「乱射事件発生!?」「ヤバすぎた。現実だ…」「DJ中の惨劇」「発砲事件の再現すごいなぁ」「仕込みが細かい」などのコメントが見られました。加えて上田耕行プロデューサーから「あれほど事故起こすなといったのにな」とのツイートまで。
なお劇団メンバーは別添資料2.にて。

そして、何事もなかったかのように眠樹氏のDJが続行。"s"peEdなどCyberia Mixの楽曲が流れるので、JJすげえなどの賞賛が上がりました。JJ本人ではないのに。しかもJJご本人は背後の司令室(音響コンソールなどがある部屋)にいるのに。
すると16:30頃、Professed Intention And Real Intentionの再生中にJJご本人が乱入。ゲリラ的にJJがステージに上がり共同でDJを演じることに。…これは予定にはありませんでした。
眠樹氏「JJの曲で皆で盛り上がれて最高と思っていたら、JJご本人が目の前に現れ心臓止まるかと思った。肩組んでもらった。最高の思い出」。





会場のサウンドシステムとして、定評ある「Funktion-One」がこのイベントのために導入されました。
当方元々音楽に疎くクラブイベントも初参加。「Funktion-One」とは何かとクラブサイベリアスタッフに尋ねると、クリアで歪みの少ない音を聴けたり、音が柔らかく伝わるので耳栓が必要なくなったりといった効果を期待できる、スピーカーを中心とする音響システムだそうです。分かる?

当方そのすごさが分からなかったのですが、普段DJを行っているという方から「耳は痛くなりませんか?」と聞かれました。そういえば痛くない! 腹どころか足首に響くような大音響の中にいたのに、その後屋外へ出ても耳は普通でした。「音が柔らかく伝わる」「耳栓は不要」の意味が分かりました…。
眠樹氏「耳栓を全員に配ったが、使っている人を一人も見なかった。心地いい音を実現できた結果だ。Funktion-One導入を決めたのは私なので、音響方面での目論見が成功したようで大変嬉しかった」。


CHIKADA氏からも「サウンドシステムにFunktion-Oneを導入する事がどうかしている」「貴重な体験になるはず」との言及がありました程。運用するために専門の音響技師の方々を5名?も手配したとのことで、さてどれだけの金額が注ぎ込まれたことやら。



オリジナルカクテル


会場で提供された飲み物の紹介。コラボカフェ(…って言うの? よく知らない)のような、作中のキャラクターや小道具を想起させる飲料がそろえられました。

(撮影:いづみ氏)
・「アクセラ」。レッドブルウォッカ。ノンアルコール版はレッドブル。

(撮影:とみ〜氏)
・「冷却水」。チャイナブルー。

(撮影:橘屋氏)
・左。「タチバナ」。ブルドッグ。ノンアルコール版はグレープフルーツジュース。
・右。「ミューミュー」。グランベリーソーダ。

既存のカクテルに名称を付けただけとはいえ、着眼点多様なるネーミングセンスには注目。また、色合いだけで命名しているわけでもない点も興味深いですね。例えばアクセラの精神高揚作用からレッドブルを連想したなど。
「アクセラをキメたい」。
相場は四千円ってとこか」。
「アクセラをアルコール入りで、という注文が怪しげ」。
「飛べる」。
「サイベリアでJJのパフォーマンスを眺めつつアクセラを飲むとか完全に二次元の壁をぶち抜いてる」。
やはりアクセラは人気。


注文特典として、1注文につき1枚のポストカードがランダムで贈呈されました。全4種(うち1種は予告なく当日追加)。
参加者同士の交換によりコンプリートできた方もいらしたそうな。
※写真をクリックすると、適合環境ならばポップアップウィンドウで開ける。
写真上段:参加者全員贈呈のメインビジュアルポストカード。画:しおん氏。
写真中段左:飲料注文特典ポストカード。画:Asuka Baba氏。
写真中段中:同。画:キッカ氏。
写真中段右:同。画:しおん氏。当日追加。
写真下段左:同。画:ラガードー
写真下段右:参加者全員贈呈のポケットティッシュ。本稿下部で詳述。

事前にWebサイトで告知した3枚に加えて、しおんさんもカクテル注文特典のポストカードを用意してくれました。
シオドア氏「事前の案内に加えて、しおんさんもカクテル注文特典のポストカードを用意してくれました。自腹で。後で費用を請求されないだろうな」


メニュー表。画:氏。7月4日に事前公開されました。
ところで、特典ポストカード、メニュー表、後述の参加者記念品などには、公式絵がほとんど使われていないのですよ。見たことある公式絵を切り貼りしても「公式の真似ごと」にしかならないでしょう。一方、ファンから絵を募った点では、正にファン参加型を謳う非公式ファンイベント感を存分に発揮できていると思うのです。

 
(2点撮影:小馬谷氏)
右写真。シオドア氏が額縁の下部に「CLUB CYBERIA」とウッドバーニング(焦がし画法)文字を入れたところ、イーゼルに隠れた



転換(DJの交代)の時間に行われたプレゼント企画の様子は本稿下部にて後述。
16:50頃から、各先生方のトーク・セッションへ入る準備時間を利用してシオドア氏のトークが行われました。機材トラブル対処で予定外に長時間をつながなくてはいけなくなり、実際あの時は必死だったそうですが、即妙の話術が実に秀逸でした。例。


シオドア氏「林とカール、どっちがどっちだか分からなかったと思いますが、林のコスプレをしたスタッフ(黒猫氏)の妹さんが、おみやげ用のビケちゃんを10個も作り持ってきてくれました」。
 − ひどいなあ。本人より妹氏に焦点を当てるとは。

シオドア氏「皆さん、神様(英利コスプレのスタッフ。かがみ氏)を見ました? 似合ってますよね。Twitterのアカウント名を神様に変えてもらわなきゃいけないですね。変えてください。変わっていなかったら皆でクレームを入れましょう」。
 − ひどいなあ。コスプレは似合ってるが大げさにネタにするとは。

シオドア氏「今日の模様について、ラガードーさんがウィットに富んだ記事としてまとめてくれます。ラガードーさんの近くにいるとレポート記事に巻き込まれますよ」。
 − 他人事と思って聞いていたらこっちにも火の粉が


その他、シオドア氏の軽妙なトークいくつか。

・このクラブはめちゃくちゃ気持ち悪い空間。だってs.e.lain好きしかいない。
・1月にクラブサイベリア開催を問うアンケートを行った。100人くらいから「行く」と回答があり、40〜50人規模のイベントを考えた。
・「大勢の参加者と豪華ゲストを迎えるのはめっちゃしんどいんですよ。楽しいですけど」。
・午前中に、JJによるDJのリハーサルを見た。もう満足したので帰ってもいいかなと思った。
・ここの主はJJ。神様ではなく。
・JJ氏「シオドアー、企画してくれてありがとー」
 シオドア氏「終わってから言ってくださいー」
・(マイク調整中なので)自分の声が数秒後に遅れて聞こえると、いちびっているように聞こえる。
 [註:「いちびる」は、標準語に訳しにくい関西弁だろう。私は「調子に乗る」と訳しているが、関西在住者からの同意が得られるか知らぬ]
・クラブサイベリアの基本理念は、ファン参加型。ファンアート展示がその代表例。今いる皆さんも後日「やばいイベントにいたぞ」と思えるように参加して盛り上がって欲しい。
皆さんあってのクラブサイベリアだ
・空きっ腹にビール入れたので気持ち悪い。いや気持ちいい。
・「どう俺? けっこう喋れてんじゃね? と思ってる」。
・s.e.lainでイベントを行うなら、サイベリアしか思い付かなかった。灰羽連盟では何ができる? パンケーキ? カフェ・カルティエ? 過ぎ越しの祭?
・「TEXHNOLYZE(テクノライズ)15周年です。steinさん(スタッフ。DJ。美穂(母)のコスプレ)が、TEXHNOLYZE15周年を記念して、夏コミで同人誌を出しますが、TEXHNOLYZEを視たことない人は? 視てください。初見では1話切りしても仕方ないです。予言しておきます。主人公がはあはあ言ってるだけですから。でも、視続けてください[註:視続ければ面白くなるとは言わなかった]。steinさんが同時視聴会を7月13日から行いますので、それを機に視てはどうでしょうか。この会場並みにやばいです。しかもTEXHNOLYZEにはコアなファンしかいません。でも、にわか(=新参のファン)を煙たがるファンはいません。新規ファンを増やしたいので。めっちゃ詳しく解説してくれるんです。うっとおしいくらいに。ラガードーさんとか」
 − またこっちに火の粉が

[註:
 【TEXHNOLYZE同時視聴会】 TEXHNOLYZE放送15周年を受けて、各自同時刻に視聴しつつツイッターハッシュタグ 「#TEXHNOLYZE15th」でコメントを発する回。7月13日開始予定。クラブサイベリアスタッフでDJを務め美穂(母)コスプレもしていたstein氏が主催。詳細

 【TEXHNOLYZE同人誌】 TEXHNOLYZE放送15周年を受けて、2017年冬コミと2018年夏コミで頒布した/する同人誌。前編と後編という位置づけ。後編は小中氏・浜崎監督・上田氏のインタビューを掲載し、表紙を安倍氏が描く。前編は主にファンによる考察・評論記事が主で、私も寄稿してます。詳細

シオドア氏の話術が実に秀逸。コミュ障だと自称なさっていましたが誰も信じていませんよ。



17:00〜。小中千昭氏(シリーズ構成・脚本)、安倍吉俊氏(オリジナル・キャラクターデザイン)、清水香里氏(岩倉玲音役声優)、+上田耕行プロデューサー、トーク・セッション。前半。


トーク・セッションでは、事前に募集された、特別ゲストの方々への質問とご回答。安倍氏はライブペインティングを行うため、質問は少なめにするとのこと。インタビューアーは主催シオドア氏が自ら務めました。
※なお本稿は録音を書き起こした訳でなく、私個人が聞き取った話をその場で手書きで抄録しただけのもの。偏りや、文字にすると言外の意味が伝わりにくい点や、客観性と正確性に欠ける虞を理解し、また公式発言の典拠として使用せぬよう留意されたい。写真については別添資料5.の2.を参照のこと。


神様の先導で、特別ゲストの方々がご登壇。以下問答項目の敬称略。
挨拶。
(小中):20年間も愛される作品だとは。上田耕行プロデューサーも来ているので、後で話を聞こう。
(清水):楽しんでいきましょー。今着ているくまパジャマ衣装は、ビジュアルブック*で撮影に使った衣装そのもの。しみと毛玉がひどいので迷ったが、今日は着るべきだろうと思った。
 *『ビジュアルエクスペリメンツレイン』ソニー・マガジンズ、1999、70頁。


以下、質疑応答集。
問:クラブサイベリアのオファーを受けた時の感想は。
答(小中):びっくりした。こんなにファンがいるんだ、って。
答(清水):招かれる前から知っていた。s.e.lainのイベントあるんだ、チケットどこで取るんだろうって思っていた。その後でオファーをもらい、今日は別のイベントに出演した後に駆けつけた。


問:s.e.lainで特に印象に残っている、または思い入れのあるシーンは。
答(小中):ブログで紹介したとおり、12話の、ありすが玲音の部屋へ入っていくシーン。
答(清水):03話くらいまで記憶にない。初めての声優でプレッシャーと緊張があり、何を求められているのかも分からなかったから。玲音の「あたし、友達って少ないから」のセリフ*は、自分がそれと逆なので、衝撃だった。
 *06話の、ナイツと楽しげに会話するシーン?


問:昨今VRが流行っている。現実の技術がs.e.lainの世界に追いついてないと感じる点、または、当時想像しなかった方向に発展したと感じる点は。
答(小中):放送5年後には既にVR技術は登場している。またそれとも違い、現在のVRチャットはやばいと上田プロデューサーと話していた。リアルと違う世界があると感じる。
(小中)PlayStation VRを去年買ったが、一度も起動していない。VR PARK TOKYO(渋谷)で体験したVRは、まあこんなものかという印象。
(清水):VRチャットは酔う。普通の3Dですら酔うのに。


問:このようなアニメ、と言っては失礼だが、当時の心境は。当時中学生だった清水氏には難解だったと思うが。
答(清水):全く意味が分からない。当時はPHSの時代で、セリフの8割を理解できなかった。今日のイベントのために視聴し直したが、初見に思えるシーンがたくさんある
(小中):衝撃の話だ

問:演じる際はどうだったか。例えば人格の異なる玲音をどう演じ分けたか。
答(清水):漢字玲音はくらい子、カタカナレインはつよい子、ローマ字lainはへんな子、という認識。
(清水):取材が辛かった。玲音の性格はともかく、世界観が分からない。今でも難しい。

(清水):クラブサイベリア参加に当たり、(s.e.lainを)まっさらな気持ちで視ようとした。
(小中):まっさらではないけど
(清水):時代が追いついてきた感がある。個人がスマホやPCを持つようになり、(作中の現象を)理解できるようになった。逆に当時の制作関係者はなぜ理解できていたのか。

(清水):ストーリーの内容が分からないので、玲音の口が開いたらセリフを言うだけの作業となり、辛かった。05話が終わって吐いた*笑うところではないのだろうが、会場が笑声に満ちる。いやだって笑う以外の反応はできませんでしたよ]。
(小中):05話はまだ玲音が辛い思いをするところではないだろう?
(清水):当時は(声優の仕事が)新しい世界で、見よう見真似で演じていた。自分の至らなさを思い知らされ、無我夢中だった。
(清水):川澄綾子さん[*美香(姉)役の声優]がオアシスだった。
(小中):それを05話で壊してしまい申し訳ない。
(清水):川澄さん自身も「FAXになっちゃった」と言っていた。
(小中):ほんとすみません。


問:PS版s.e.lainのアーカイブスはいつ出るか。

17:50。この問いをきっかけに、小中氏の「上田プロデューサーを呼ぼう」の掛け声。急遽上田氏も登壇へ。
(上田):(最初の挨拶として)クラブサイベリア開催を聞き、勝手にやりなと投げていたら、こんなに素晴らしい場になっているとは。トイレの壁紙はすごかった

(上田):あれはゲームとしてひどい
(小中):言うなよそういうこと
(上田):あのゲームには、こんなに人生諦めなきゃいけないのかと思った。誰か勝手にアセンブルしてネットにでも…。今作ればもっと速く動くだろうし。
(上田):インターフェイス(のペルソナ玲音)は元々バストアップのみの登場だった。納品間際にやっぱり全身でという変更があり、動きが重くなった。
(小中):そんな経緯が。
(上田):シナリオも、1月2日からワルシャワでの仕事だというのに12月31日まで10万字を書いていた。30点のゲームとして闇に葬りたい。
(清水):PS版s.e.lainは友達に貸して返ってこない


問:ホラー映画「回路」。インターネットを背景とした映画だが、s.e.lainと関係が?
答(小中):関係はない。「回路」の前身に当たる企画を黒沢清監督と共に作ろうとしただけ。


問:世に出ていない玲音の裏設定はあるか。好きな食べ物や身長や誕生日など。
答(小中):それは清水さんが回答します
(清水):今決めるの? 20年経って? 好きな食べ物といっても、食べるシーンはほぼなく、スープをかき混ぜているだけ。
(安倍):(どう思うか話を振られ)同人誌でシリアル食うネタ*くらいしか…
(清水):ではシリアルで。
(上田):高級なシリアルがふさわしい。cereal expensive lain…。

*「シリアル(cereal)エクスペリメンツ」の元ネタは、安倍先生の同人漫画「ダメダメ玲音による販売促進漫画」。
 (1)同人誌『たれめパラダイス5』(むてけいファイヤー発行、1998.08.16、7-8頁)、
 (2)同人誌『糞スタンダードミレニアムエディション』(むてけいロマンス発行、2000.07.19、27-28頁)、
 (3)『オムニプレゼンス』(ソニー・マガジンズ、1999、71頁)
に収録。2頁カラー漫画。PS版に登場するカウンセラー柊子先生が、玲音に「しりあるえくすぺりめんつ」というシリアル(cereal)つまり実験食品を薦め、体調の悪さを改善するのではなく、体調の悪さは食品のせいにできるという後ろ向きな提案をするくだりがある。シリアルのパッケージには「この食品にはグロテスクな成分が含まれています」。

(清水):誕生日の話題はあった[*07話終盤?]が、いつなのか不明。
(小中?):身長は小さめというくらい。
(上田):PS版とも連動するので、矛盾のないように抽象化していた。一方でギャルゲーでは誕生日やらスリーサイズやら細かく設定を決めている。星座を調べるのが面倒だから自分と同じ誕生日に設定したキャラクターもあった。



当日発表のSpecial企画2点。
開催前にチケットを数回に分けて販売する過程で、その都度「Special」企画の告知を行ってきました。6月初頭にチケットが完売し、結局事前告知できなかった「Special」企画が2件残ってしまったのです。その2件とは、
 ・ジャスミン・ロジャーズ氏(boaのボーカル&ギター)からの動画メッセージ
 ・小中千昭先生による新作脚本
でした。


当日発表のSpecial企画1点目。ジャスミン・ロジャーズ氏(boaのボーカル&ギター)からの動画メッセージ
主題歌「Duvet」を演奏するイギリスのロックバンド「boa」(正しくはoの上にサーカムフレックスが付くウェールズ語表記)のボーカル&ギターたるジャスミン・ロジャーズ(Jasmine Rodgers)氏から、動画メッセージをいただくことになっていました。ですが実際はメッセージが会に間に合わず、予告のみ。


クラブサイベリアが20時20分頃に閉会した後の23時(英国夏時間では同日15時)頃、Duvet演奏の映像がフェイスブックで公開されていました。
シオドア氏「もう遅いです」。

また7月9日4時(英国夏時間では8日20時)頃にはYouTubeにも公開されました。アコースティック版「Duvet」の新規演奏映像です。



クラブサイベリアスタッフ陣営では、英語音声に日本語字幕を付ける用意までしていたのですが、結局会には間に合わず仕舞い。
なお、ご本人をお招きしようとの構想もあったようですがさすがに受け入れ態勢に無理があったようで。それでも構想を無に帰す訳ではなく、動画メッセージを依頼したとのこと。


当日発表のSpecial企画2点目。小中千昭先生による新作脚本については、(1)ご本人のブログに経緯の言及がありますほか、(2)本稿下部の19:05〜に紹介しています。



18:20〜。トーク・セッション。後半。


※ひとたび繰り返す。本稿は録音を書き起こした訳でなく、私個人が聞き取った話をその場で手書きで抄録しただけのもの。偏りや、文字にすると言外の意味が伝わりにくい点や、客観性と正確性に欠ける虞を理解し、また公式発言の典拠として使用せぬよう留意されたい。写真については別添資料5.の2.を参照のこと。


問:20年も経っているのにTwitterでの同時視聴会に多くの方が参加したことについて。
答(小中):全話観測した。事実上の再放送だ。20年ぶりに全編を視る機会となった。
答(清水):本当は視たかったが仕事があり、でもハッシュタグは追っていた。感慨深い。20年も経ったのに。皆玲音が好きなんだ。
答(上田):行われることは知っていたが忙しくて忘れていた。


問:サウンドトラックCD「Cyberia Layer_2」のジャケット絵。CHIKADA氏から「この少女(少年?)は誰? 皆さんはどう思う?」と言及され、Twitter上では過去の安倍氏のs.e.lainイラストと並べて対比する者も多々現れた。この絵に込められた意図は。
※同CDについては後述および別添資料3.にて。
答(安倍):僕が言ってしまってはつまらない。
(小中):CIRCUS Tokyoはこんなに汚くないだろう?
(小中):テロリストだと思った


問:回顧ブログ「welcome back to wired」を書籍化できないか。
答(小中):シナリオ[*『シナリオエクスペリメンツレイン』ではない]で死ぬ思いをしたのでもういい。
答(上田):権利的に面倒。
(上田):そういえばlain画集を、9月に復刊ドットコムから出版するのでは。ソニーマガジンズが合併で消滅したので、既に出版された画集を高解像度スキャンするのだとか。
(安倍):僕はなぜその話を知らないんだろう*
 *折りしも7月10日、復刊ドットコムから画集『オムニプレゼンス』の復刻が公表された。


問:今後の予定は。
答(小中):これまで2歩進んで3歩下がっていた「ですぺら」の話が前進した。しかし早くても2020年前半となるだろう。なおアニメージュの原作は使わない。
答(上田):言えないことばかり。
答(安倍):10月からアニメ「RErideD−刻越えのデリダ−」が始まる。漫画連載『こどものグルメ』が中断しており、再開したいが時期は未定。後は言えない。
答(清水):来月は朗読会やアニメイベントへの出演がある。ブログに情報を上げる。
問:7月13〜16日のイベント「space caiman大感謝祭2018」でキャンバスアートの販売があるそうだが。
答(安倍):ワニマガジンのイベントのフリーマーケットにガラクタを寄贈する。またs.e.lainの原画の展示と販売も行う。
(小中):今後、TEXHNOLYZE同時視聴を盛り上げてもらえればBDも出るかもしれない。
(上田):大してきれいにならないよ。


問:s.e.lainは4Kでリメイクされないか。
答(上田):BDで死にそうになったし、これ以上は直しようがない。アラが目立つ。時代ごとの技術でその時代の作品を作ることが求められているのでは。
(小中):20周年だよ。あなたじゃなければリニューアルパッケージが出てるよ


問:中村監督の思い出話などあれば。
答(小中):もう5年経ったが、その意味でもクラブサイベリアは良いタイミングだ。話題にした方が喜ばれるはず。
答(上田):中村監督は亡くなっていないことにしている。教わったことは今も判断基準となっており、中村監督ならどうしただろうかと考えることも多い。存在を忘れられない、優れたディレクターだった。
答(安倍):背景設定の手伝いとして康男のPCの絵を送った際には、「怖い人」「ぶっきらぼう」という印象だった。しかし、ぐちゃぐちゃの玲音の部屋の設定絵を見せた際は、面白いと思ってもらえたらしく、別アングルも欲しいと言われたこともある。
(安倍):玲音が自宅玄関から出る際の、背景が白く地面の影に血しぶきが混ざっているシーンを見せられた際、振り返って「どう?」と尋ねてきた中村監督のドヤ顔が印象的だった。しかも(安倍氏の)イメージに近い映像だった。
答(清水):根はまじめな人。
(清水):安倍氏の個展*で購入した安倍氏の絵に、階段に立つ玲音がいて、スタジオの風景と中村監督との仕事を連想した。思いを共有できた。
(清水):アニメ01話に人身事故の描写があるが、そのスタジオへ向かう電車で人身事故があり、遺体を目撃。だがすぐスタジオへ向かったことがある。当時の思い出だ。
 *安倍吉俊デビュー20周年記念自選画展『祝祭の街 明・暗・素』。2015年9月17日〜10月6日開催。中野区。

(上田):声優オーディションで顔は見ないようにしている。当時の清水氏を選んだ後は、やべえの引いちゃったと思った。「アニメに興味はない。でも仕事をしたい」とか言うんだもの。
(清水):当時地下アイドルをしていて、大人なんて糞だと思っていた。14歳当時の自分をぶん殴りたい。カタカナレインが「ばーか」と言うみたいに
(小中):清水氏は、リテイクはあったが大きなNGは無かった。
(上田):肝が据わっていた。
(小中):玲音に感情移入しようとしたら辛かっただろうに。


問:完成した安倍氏の絵*について。
 *絵は権利の関係でここに掲載できない。絵の概観は、暗くはない路地裏にいる玲音の、やや左向きのバストアップ。視線は正面。パーカー着用で特に表情はない。向かって左(前)には明るめの壁、右には室外機の付いた暗い壁。ライブペインティングの様子は後述。

答(上田):ちょっと眉毛が違くない? 安倍氏は物語に没頭するあまり、絵が変わる。キャラクタービジネスに向いていない。灰羽連盟の際も、作画監督から「バラバラじゃないか。どれを使うのか」と問われた
(安倍):見る人に委ねている。
(上田):キャラクター表でそれはだめだ。
(小中):同じ絵しか描けない人より良い。年号を付けてはどうか。ワインみたいに。2018年の玲音はちょっとマイルド、とか
(小中):平成最後の玲音か。いや平成感はない。昭和だな。我々は清水さん以外は昭和世代だ。
(清水):私も昭和生まれですよ?

(上田):昭和といえば。ショックだったのは、最近「子供の名前を玲音にしました」という話を聞いたこと。責任を感じた
(小中):レインの語源は何か。ロナルド・D.レイン博士か。*
(上田):主に音の響き。命名する際には迷わなかった。**
 *PS版s.e.lain作中で、柊子先生が玲音本人に同じ質問をする。
 **「「横たえる」の「lay」と、「嘘」の「lie」と、「雨」の「rain」からの当て字」(小中千昭『シナリオエクスペリメンツレイン』復刊ドットコム、2010、336頁)。

問:s.e.lainと関係なくとも、ハンドルネームを含めれば玲音という名前は多い。検索するときに邪魔となる。
(清水):実在の名前で「玲音(れお)」という男児がいることに驚いた。レインじゃないか。


問:今安倍氏が描かれたこの玲音はどんなセリフを言うだろうか。
答(清水):ばーか
(清水):玲音のセリフは「……」というイメージ。だがあえて、漢字玲音に「ばーか」と言わせたい


トーク・セッション中は、DJ:あいころ屋さん氏、VJ:あかはね氏。
トーク・セッションの背後では、事前に募集していた「s.e.lainに似合いそうな楽曲」を再生していました。音源が見当たらなかったり時間に制約があったりで募集曲全ては再生できなかったようです。セットリストは別添資料7.にて。


トーク・セッションの模様は、Ustreamでリアルタイム配信されました。私もスタッフの誰も配信では視ていないのですが、配信を視た方からのご感想をいただいています。
「雰囲気が分かって良かった」「先生方以外の、コスプレしたスタッフのトークも興味深かった」「カメラの動きが良く特別ゲストの方々の話が面白い」「それだけでなく、司会こそが秀逸だった」「配信の環境下でも、司会の声がよく通っていた」といった、司会者シオドア氏を礼讃するご好評の声をいただいています。ありがとうございます。

…と書くようにシオドア氏から指示されました。



17:20〜。安倍吉俊氏のライブペインティング。
トーク・セッションとの同時進行にて、描き下ろしの線画に着色をしていく過程が披露されました。絵は権利の関係でここに掲載できません。


ライブペインティングに関して、トーク中に集中できるのか、と驚く声も聞きました。私も半ば同意見です。しかし、例えばコミティア等でも、画法について説明しながらその場で描く(あるいは録画しておいた描画工程映像を再生しながら口頭で解説する)といった催行が見られます。ミュージシャンにしても、ライブで演奏するのとCD収録するために演奏するのでは目的が異なりますから、今回は「公衆の面前で描くところまで含めた興行」なのだと理解してはどうでしょうか。


描画環境の機器名やソフト名。
Macbook Pro。ソフトはPhotoshop CC、CLIP STUDIO。
iPad Pro 12.9インチ。Astropad studioでMacBook Proと繋いで液晶タブレットとして使用。
ASUS RT-AC68U(無線LANルーター)。
AppleTV 4K。
更に、EPSONの液晶プロジェクター2台で左右の壁に映像を投影。


安倍先生の描画工程について予てより着眼していることの一つが、塗りの前に線画の色を決めること。

線画を有彩色とすること自体は珍しくありません。ただデジタルで描くならば、色塗りを進めた上で、塗った色に合うように線画色を変更するのがよくある画法。しかし安倍先生は、先に線画の色を決めるそうです。

人物画の線画ならセピアやブラウン系を基にし、完成させたいイメージにより青や緑を混ぜるといった手順。その際パレットを準備している訳でもなく毎回その場で色を作るのだとか。線画に限らず、デジタルならば、後から色変更ができる便利さがあります。しかし、色は後で決めようと先延ばししたところで、往々にして後できれいにまとまる訳でもないもの。「描き手のその場その場での判断力、決断力」*を重視すべきとする安倍先生の哲学(といって大げさならば描画姿勢)には前から注視していました。
 *安倍吉俊『キャラクターをつくろう! CG彩色テクニックVOL7』ビー・エヌ・エヌ新社、2007、154頁。

今回は線画ができあがった状態からの開始で、その線画は黒色。しかし目を離した隙に線画の色が僅かに変わっていたようにも見え、これだけの予習をしてきたのに見逃してしまった悔しさが残っています。ひどいオチだ。


会場やTwitter投稿で頻繁に言及されていたのが、レイヤー分けをしていないこと。レイヤー分けすれば後から色を変えられる利点はありますが、そもそも後から変えることを前提としない模様。

「CGよりも絵の具の方が、どこか個人的なニュアンスが出やすい」*として、安倍先生はデジタル環境下でもアナログの味を出そうとする描画だとの前提情報はありました。確かに今回も、レイヤー分けをしていないことに加え、「はみ出しをいちいち修整しない」「細部を拡大しすぎない」といった点が見られます。一方で筆の太さの変更はそこそこ頻繁に行われていた印象でした。

これまでも安倍先生の描画工程を紹介する書籍やWeb記事はありましたが、細部まで話が及ばないことも多々あります。例えばPainterを使っている旨は紹介されても、種類(マーカー、筆、エアブラシ)や太さにまでは言及がないものが大半。「明るくなる面を塗ります」の説明一言だけで次の工程へ話が移り、それができないから真剣に読んでるのにと歯痒い思いをしたことも。それら全てを見学できたという訳にはいきませんが、デジタルのメリットを活用するより、あくまで絵の具の代用としてPainterを使っていると伺い知れるペインティング過程でした。
 *安倍吉俊『垓層宮』ワニマガジン社、2007、153頁。


もちろん安倍先生の描画も、デジタルでテクスチャを貼るとか仮色を塗るとかの過程はあります(当日会場内でのペインティングに於いては無かったというだけ)。ただ、今回はデジタルツールの使い方説明ではなく、アナログ環境を模したかのような描画過程を追うことに特化したペインティングとなりました。

念のため付記しておきますと、別に絵の講評をしているつもりではありません。個人的興味と覚え書きを並べただけ。そもそも私の描いている絵作品を見ればお分かりの通り、安倍先生の描画技法から得た知識がまるで活かされていません。駄目じゃないか。本当に知識を得ましたか。


ところで、機材トラブルによりトーク・セッションとライブペインティングの開始が20分ほど遅れましたが、その際の様子を眠樹さんが教えてくれました。概要は、
・トラブルがあった場合に備え、「保険」として確実な接続方法を確保しておいた。当日はその「保険」が活用された。
・「保険」の接続案とは、「AirPlayミラーリング」機能(Macの画面をAppleTVに複製する機能)。
・(1)AppleTV4K、(2)最新OSのMac、(3)この2つを同一ネットワークに所属させる無線LANルーター、の3点があれば良いと調べ、ヨドバシAkibaのAppleブースにて実際に動作検証。そのままAppleTV4Kを購入した。
・当日、予定していた映像出力が機能せず、その「保険」が役に立ち、無線LAN経由で安倍先生のMacの映像を得られた。
・当日の緊急事態時に、豊富な知識でサポートして下さったVJのrumitoastさんに感謝している。
窮地だったのですね…。文面で要約すると簡単に対処できたように思えるかもしれませんが、実際には時間に追われ緊迫した対応だったことでしょう…。



ファンアート展示、およびファンアート以外の会場装飾。
クラブサイベリアは当初から「参加型のイベント」である旨を強調し、イラストや動画や文章などの創作物、演奏やDJやコスプレを、プロでない人達からこそ公募していました。
絵はA2ポスターサイズでの掲示。公式イベントではなかなか成し得ない展示ですし、そもそも自分の絵がA2サイズで印刷されたのは初という絵描き諸氏も多かったのでは。


展示されたファンアート類:
 イラスト類:63点。小説:1点。立体造形物:5点。
 
 
 
 
(9点撮影:小馬谷氏)
あわよくばここに全作品を載せたいと思っていましたが、記念冊子の企画があるのでそちらへ譲りました。ファンアートを制作した方々の総覧は別添資料1.にて。
※この写真は開場前の早い段階で撮影したものであり、後で配置変更された絵もある。


立体造形物5点とは、
・改造フィギュメイトによる玲音人形2体組。いづみ氏制作。
 これはプレゼントへ転用されました。後述。
・改造ねんどろいどによる玲音人形。吉矢氏制作。
 顔は加賀(艦これ)が、体は一ノ瀬双葉(それが声優!)がベース。
・改造figmaによる玲音人形。ぞのみっち氏制作。
 中野梓(けいおん!)がベース。
・ビケちゃんぬいぐるみ。保呂草さん氏制作。
・PS版s.e.lainの公式絵によるシャドウボックス。サンハイヤ氏制作。

改造フィギュメイト。

左:シャドウボックス。
中奥:ウッドバーニング(ファンアート扱いではなく、シオドア氏による制作)。
中手前:改造figma。
右:ビケちゃん。
改造figma再掲。(3点撮影:小馬谷氏)
写真が暗いですが、手前が改造ねんどろいど。
上記制作者のTwitterアカウントを辿れば作者本人による写真が見られる立体造形物もあります。


以下、ファンアート以外の会場装飾。その多くは参加者へプレゼントされました。詳細後述。
 
ネオン管。作中サイベリアの外壁に掲げてあった看板をイメージ(明るい写真が本稿下部にあります)。消灯の方法が「電池を抜く」以外に誰も分からない。


クッション。主に特別ゲスト用。
(2点撮影:小馬谷氏)
え。こんなメッセージのもあったの。


諸人よりの夥しき讚なる辭を賜りし装飾こそが、此がトイレの扉なり。参加者へは能うる限りに於いて何も案内せずして、厠所へ入室したる際に驚きを刺衝する仕掛けをこそ拵え給えり。

「預言を実行せよ」は05話では個室扉に書かれていましたが、クラブサイベリア会場では個室扉に上着掛けフックがあるなど構造上の理由があったので、断腸の思いでトイレ室のドアに掲示しました。
 男子トイレ。 女子トイレ。
カケラ星氏(スタッフ。カールのコスプレ。冒頭のコピーバンドでベース担当)とシオドア氏が1枚ずつ描きました。
なお上記2点の撮影はいずれも私。当日トイレのドアを撮影した参加者は相当数に上るでしょうが、正当なる事由を具備して一人で男・女両方の扉を撮影した者はそうそういないだろうな(自慢話)。

最初の犠牲者の証言が残っていたので紹介:
最初の犠牲者は、トイレ設営が終わったと聞いて、見に来たstein氏(スタッフ)。女子トイレ個室を3室開けるが何も貼られていない。終わってないじゃないかと振り返ると、個室でなくトイレ室入口に貼られてあり、仕掛けを知っていたのに度肝を抜かれたのだとか。

シオドア氏「その反応を待っていたああ!
 − 午前中、JJのリハーサルを見たときに次ぐくらいの喜び方でした。

その後は嬉しいことに、参加者から「トイレやべえ」「トイレすごいぞ」「トイレのドア最高か」「クラブサイベリアの女子トイレ最高!」「トイレやべえ」「トイレやべえ」「お手洗いやべえ」「お姉ちゃんじゃなくても泣くわこんなん」「トイレ入った途端FAXになるかと思った」「トイレやべえ」などの感想やツイートが飛び交いました。トイレは多くの人が行くが、「同時に」行く訳ではないので、トイレ写真がTwitterに断続的に延々と投稿され続けるという現象が確認されました。

 (参考)
【予言】未来を言い当てたことば。
【預言】神の啓示を解釈したことば。
ただし05話では、意図的に語義を混ぜているようにも思える。

なお、「預言を実行せよ」とびっしり書かれた布は、スタッフの間で通称「預言の布」というかっこいい名前で呼ばれ、抽選で参加者へプレゼントされました。何と迷惑な。プレゼント企画についてはCMの後で。



[CM] 当方、主に灰羽連盟ジャンルでコミックマーケット等に出展してます。夏コミ告知
過去の二次創作漫画集を通販中→https://lagado.booth.pm/



14:45、15:45、16:45、17:45。プレゼント企画。
転換(DJの交代)の時間に設けられた、参加者への記念品プレゼント企画の時間。通称プレゼントタイム。これはどういう事かと詳しく説明しますと、アニメOP冒頭のプレゼントタイム(現代)と、プレゼント(贈呈品)をするタイム(時間)とを掛けた、高度な駄洒落を実行しちゃったもので…。


イベントの性質上公式グッズを扱えません。ファン有志から提供された手作りの品々を、あるいは会場装飾展示に使用した物品類を、4回に分けて抽選で参加者へお渡ししました。プレゼント内容は、
 1回目:クッション10個、ウッドバーニング。
 2回目:デニムパンツ、改造フィギュメイト人形2体、Tシャツ。
 3回目:ビケちゃんぬいぐるみ10個。
 4回目:預言の布2枚、ネオン管広告2個。
プレゼントを作った方は、別添資料2.にて。


プレゼント企画の司会は、かがみ氏(スタッフ。神様)やシオドア氏が交代で。当選者を選定しながら会場内を回り引換券を手渡す重要任務を行ったのは、うな氏(玲音コスプレ)でしたか。
(撮影:シオドア氏)

1および3〜4回目?の司会シオドア氏の軽妙なトーク。例。
・「じゃんけん大会では時間がかかりすぎるので、挙手制とします」。
・「欲しい人は手を上げてください。そうやって俯いていないで、小学校低学年だった頃のように手を高く上げてください。それとも低学年の頃からそんな感じでしたか」。
・「女の子が引き換えチケットを渡しに行きますので、欲しいとアピールしてください」。

「プレゼント企画2回目」および「19:00前のJJによるDJ act準備時間」のかがみ氏の朴訥なトーク。例。
ぼくがかみさまだよ
・s.e.lainは05話(お姉ちゃん回)が好き。
・酒を飲むと体が保てないのでミューミュー(ノンアルコール飲料)を飲んだ。
・まだ(次の公演の)準備が終わらない?
[註:第2回のプレゼント企画で、「改造ピンキー」と紹介されたが、正しくは「改造フィギュメイト」]

s.e.lain作中では玲音が敬意を込めて「神様」と呼びかけたことはありませんでしたが、この時の舞台上ではがらりと変わって二人で手を合わせてハートマークを作るという?演出すら行われるなど、不条理なる光景が演出されていました。
それにしても、大勢の視線を浴びつつ台本なしの即興で、次の準備完了までの間を持たせた奮励に敬服しますわ。


以下、プレゼントされた品々をいくつか紹介。
(撮影:いづみ氏)
改造フィギュメイト人形。高さ7cm。フィギュメイトとは、コナミデジタルエンタテインメントが発売する、アニメキャラクターのデフォルメフィギュアシリーズ。
これまで灰羽連盟キャラクターへの改造をなさってきたいづみさんによる、s.e.lain新作がファンアートとして披露→プレゼント提供されました。


ビケちゃんぬいぐるみ。10個。
(撮影:小馬谷氏)

ビケちゃんとネオン広告。ビケちゃんとは、PlayStation版s.e.lainの玲音のぬいぐるみ。なおアニメ版では04話のPHANTOMaに紛れ込んだ幼女が同型のぬいぐるみを保有していましたが、そちらは名前はないようです。
なお、「あの黒猫さん(スタッフ。林のコスプレ)がこんなかわいらしい物を作るのか?」と驚いたけれど声には出さなかった方々のために補足がありました通り、実際は黒猫氏の妹さんによる制作ですって。


トイレの扉に掛けられた、「預言を実行せよ」とびっしり書かれた布。スタッフ間での通称「預言の布」。計2枚。これも参加者へ押し付け、いえプレゼントされました。
問:これをもらって何に使うんだ?
答:自宅のトイレに掛けておけばいい。

…なお閉会後のツイートを調べると、本当に自宅トイレのドアに貼ったというツイートが写真入りで2件該当し、さすが濃厚なるs.e.lainファンは気持ち悪、いえ期待に共鳴してくださいますね。


(撮影:シオドア氏)

クッション。
「小中先生が座ったクッション欲しい!」
そんなマニアックな趣向を大声で叫びなさるな。


(撮影:とみ〜氏)

プレゼント企画とは趣旨が違いますが、例えばカクテルメニュー表はそれを描いた横氏へ額入りでプレゼントされるなどの記念品贈呈もついでに行われました。



19:00〜。WASEI “JJ” CHIKADA氏のDJ act。
近田和生氏(JJ役声優)が、CyberiaMixのWASEI"JJ"CHIKADA名義で、DJ actをご披露くださいました。VJはrumitoast氏。


舞台上スクリーンに、s.e.lainサブタイトル画面を模した「Layer:13」の文字。「13」がカウントダウンを始め、DJ actの開始へ。
JJ「騒げー!」
JJの、アクセラを嚥下し精神高揚作用で立ち眩むという細かい演技が好き。



19:05〜。小中千昭先生による新作脚本。
当日発表のSpecial企画2点目。「声優を務めた方々を招くならば、作中の場面を再現できる」といった声がありました。しかし再現ではなく、放送20年を経て小中先生が新たにs.e.lainの脚本を書き下ろし、清水香里氏(玲音役)とWASEI"JJ"CHIKADA氏(JJ役)が会場内で演じるという、時を越えた新作の披露。JJのDJ act中に行われました。

脚本の概要は、
・サイベリアの世界観を講釈するJJ。
・そこへカタカナレインの「喋りすぎ! Play Track 44」の声が割り込む。
・驚いたJJが「20年ぶりじゃねえか! Here she comes -- lain!」と叫び、玲音役の清水氏がくまパジャマ衣装で登場、DJの舞台へ上がる流れ。なおこの脚本は、Twitterで画像で公開されています。

脚本家ご本人が放送20年を経て新たに書き下ろしてくださるという事実に加え、聞くところによれば小中先生へ依頼してから数時間で第一稿が寄せられたとのこと。ファン活動と、それに期待を飛び越えて応えてくださる小中先生それぞれの、「熱」を感じました。


JJの演奏楽曲一覧。
※これは提供を受けた情報ではなく、爆音と大歓声の中で周囲が腕を振り回しつつ盛り上がり照明が激しく明滅する中で私が個人的にメモした内容なので、どれほど正確かは察知されたい。

Pantera "JJ's Theme"
 ※19:05。ここで小中先生脚本が上演され、清水氏が舞台へ。
Antidepressant 044
Accela (Original Mix)*
Accela (KO KIMURA Mix)
"s"peEd (JJ's Rework)
Got The Mic
Navi 3.0
Cloudy, With Occasional Rain (JJ's Rework)
Kuroshio (Thousand Knives Club Mix)
"s"peEd (Q'HEY Remix)
 ※19:55。ここでシオドア氏とかずは&!氏(スタッフ。ガスマスク装備のハウスミストレスのコスプレ)が舞台へ。
Duvet (ScummV Remix)**
Duvet Cyberia Remix

 *DJ actの様子がYouTubeで公開されている。CHIKADA氏が舞台後方にスマホを固定し撮影していた映像。

 **この曲は7月3日からYouTubeで公開されている。



「JJ良かった」「JJと玲音がクラブイベントで共演するの凄すぎ」「まさか共演が見られるなんて」「初心者だったけどノれるよう誘導してくれてありがたい」「空間を完全に支配していた」「場を支配するプロのテクニックすげえ」「20年目の奇跡」「凄く格好良かったなぁ…」「オーディオシステムFunktion-Oneが大トリJJのプレイで性能発揮。音の波に痺れた」「ノリノリで踊った。lainの力に加え、JJのプレイの力が凄かった」「20年という時間もフィクションであるという概念も軽々と飛び越えた、正しくクラブサイベリア」などなど感想多数。
ところで、大合唱になった際になぜ皆"s"peEdの歌詞を知ってたの?



タイムスケジュールは事前公開されませんでしたが、実はJJがトリだと6月の段階でこっそり公表されていました。気付いていました?


かがみ氏(スタッフ。神様)「開場前のリハーサルにて。玲音とJJの掛け合いの際、「JJ!」「玲音か!?」の後に間が空いてしまった。そこでJJは「ん、俺も空耳聞くようになっちまったか?」とアドリブ。アニメのセリフを引用するところに、CHIKADA氏のJJに対する愛を感じた」。


「(VJの冒頭の)Layer13からのカウントダウンは、最後の最後で追加した」「アルバム名がLayer_2だからカウント2までとも考えたが、1までいった方が盛り上がる」などの製作話もあったそうで。


あいころ屋さん氏(DJ)「物販ブースで?DJを務めた際、1曲目はCyberiaMIXのDuvetをかけた。JJのDJは、最後に同じDuvetで終わった。後で尋ねたところ、最初と最後の曲を合わせて演じてくれていたそうで、感動した。まじかっこよすぎた…」
シオドア氏「このエピソード男前すぎて、スタッフみんな沸いた!」



s.e.lainキャラクターのコスプレイヤー。


まず、クラブサイベリアでコスプレをした人達は大きく2つに分けられます。即ち、
 (1)スタッフのうち、コスプレをした者:8名。
 (2)一般参加者のうち、コスプレをした者。2名?

(1)のうち6名は、ほぼ初めてコスプレをしました(神様も)。判明した範囲でコスプレイヤー(スタッフ+一般)の名前は別添資料2.に掲載しましたが、情報がほとんどありません。
Twitterにコスプレ写真がアップされているのは知っていますが、ほとんどの撮影者にも被写体にも掲載の承諾を得ていません。またクラブサイベリア公認カメラマン小馬谷氏による写真は公式関係者の許可を得た後でないと本稿では使えません。写真掲載は調整中であることを了承願い上げます。


ガスマスク装備のハウスミストレス。かずは&!氏(スタッフ。開場時にはペルソナ玲音の衣装だった方)。
 
一般にはつい胸元へ視線を取られてしまう衣装ですが、今回は男子諸兄もガスマスクへ注目したことでしょう。呼吸が苦しくて大変ではと尋ねましたところ、隙間を空けるコスプレ用装着テクニックがあるそうで。
問「ガスマスクって普通に買えるんですか」
答「元からありました」
あるの。

胸元から取り出したのは、紙に包まれたアクセラ。…を模した黒金平糖(アンケート提出の返礼として贈呈されたもの? 私もらってないよ)。余談ですが、しおん氏によるメインビジュアルの背景、JJの隣にはガスマスク嬢もいるのですよ。

なお、当初はコーティングゼリー?に包む案もあり試作品まで作られましたが、膨大な手間となるので断念したそうな。
(右写真がその模造アクセラの試作品inゼリー。制作&撮影:シオドア氏。3月頃)


s.e.lain関係のコスプレグッズ(ウィッグや鴎華学園制服など)って市販されているんですかね。通販サイトで個人が受注生産しているものならばあるかもしれません。例えば灰羽連盟では、「ラッカの夏服コスチューム、男性用」とかおぞましい品を見たことがあります。


コスプレに用いたものなど、小道具をいくつか紹介。もちろん全てファンによる手作りです(本当はコスプレ上級者の方々による入魂の衣装をこそ紹介したいのですが、手元に情報がないので容赦ください)。
林随錫(リン・スイシィ)とカール・ハウスホッファが装着していたゴーグル。

↑ベースは眼鏡型双眼鏡。

↑試作品。水彩絵の具で仮塗り。(ここまでの制作&以上2点撮影:シオドア氏)

↑油性ペンで本塗り。(制作仕上げ&撮影:黒猫氏(=当日は林に仮装していたスタッフ))
実際に装着すると重くてずり下がるので大変だったとか。


いのっち氏「スタッフTシャツを着てるナイツのデブがいたら、俺です」。
いのっち氏(スタッフ。冒頭のコピーバンドでギター担当)はナイツのデブのコスプレではなく普段からこういう方です、と説明しようとしたが失礼極まりないので止めますね。



ねずみのヘッドギア。(制作:シオドア氏、撮影:小馬谷氏)
冒頭のコピーバンドでシオドア氏が着けていたもの。

ヘッドギア内側。目・耳・鼻を当てる部分も作られており、装着したままでドラム演奏ができる構造になっています。(撮影:小馬谷氏)



レーザーサイト付き拳銃。ただしGlock 17ではありません。(提供:いのっち氏、撮影&特殊効果:小馬谷氏)



WASEI"JJ"CHIKADA氏の「Cyberia Layer_2」先行販売。


「serial experiments lain Cyberia Mix」の続編的な位置付けとなるアルバム「Cyberia Layer_2」が、7月14日に発売決定。参加アーティストはJJ、Q"HEY、木村コウ、Hideo Kobayashiなど。ジャケットアートは安倍吉俊。PVの映像はVJ WADAKEN。
このCDが、7月7日にクラブサイベリア会場内で先行販売されました。一時は購入列が伸び、ラウンジフロア(1F)から伸びた列が地下への階段中ほどまで達したことも。

(撮影:小馬谷氏)

…イベント前に、「ファン活動をきっかけに、20年を経て公式関係者がサウンドトラックを発行する」という流れが発表された際には、s.e.lain愛好者一同、一斉に度肝を抜かれました。しかもリリースを記念とする全国ツアーが、9月から行われるのだとか。


オープニング曲「ACCELA」のOfficial PV



作曲や編曲やDJイベントに詳しい方々を始め十数名が、CHIKADA氏との雑談で盛り上がっている所を横目で見ておりました。細かい話は分かりませんが、主としてくろぐろ氏から伝え聞くところによると、CHIKADA氏が「みんな聞いて〜」と注目を集め壁に掛けられた「Cyberia Layer_2」CDジャケット絵を指して話し始めたのだそうです。内容は、
・安倍先生にお願いして描いてもらった。
・CDジャケットに使うと依頼したから正方形の絵ができると思っていたが、A4サイズで仕上がった。
・ブックレットは、広げればちゃんとイラスト全部が見られる。
・A4サイズの紙をCDジャケットにする方法があり、安倍先生がそれを想定したかは分からないが、そうすれば良かったかも。
・この絵の人物は誰だと思う?
・絵をもらった瞬間は少女だと思った。少年ではないかとの指摘もあり、分からなくなった。
・今日は安倍先生にそれを聞けるから楽しみにしている。

なお、過去のサウンドトラックのタイトルと特徴に関する話も出ていますので、整理するための情報を別添資料3.に記載。



来場記念品。
(1)キービジュアルのポストカードと、(2)ナイツのポケットティッシュが参加者全員に贈呈されました。


クラブサイベリアキービジュアルのポストカード(写真上段)。

画:しおん氏。一目でクラブイベントを思わせる舞台と背景と色合いに加え、そこへs.e.lainのキャラクターをまるで自然に溶け込ませた印象。シオドア氏のツイートから紹介されるとその日のうちに4桁のRTとfavを集めるほどの魅力を発揮していました。


ナイツのポケットティッシュ。
 
05話に登場する、美香が受け取ったポケットティッシュの再現。

シオドア氏の発案により、ローンサトウと血文字を私ラガードーが作画、いのっち氏が見積り比較のうえ印刷会社に発注し、眠樹氏が1時間ほどかけて250個のプレーンポケットティッシュに手作業でチラシを挟んだという、我らの共同作業による涙と血と汗の成果です。
 
一般に公式イベントの配布物は、作中小道具を模していても、キャラクターの顔だとか番組著作権表示だとかが必ず入り興醒めするところ。私の「作中の小道具を再現したいので、イベント名は入れたくない」という要望にシオドアさんが同意くださり、作中のパッケージデザインをなるべく壊さず作れました(…作った後で、作画資料が公開されていたことを知り、細部が異なってしまったことに気付いた)。

ところで、A5用紙を4ツ折りにするとポケットティッシュサイズになります。そこで右図のような「4ツ折りのA5用紙を広げると血文字で警告文が書いてあった」という仕掛けも考えたのですが、そんな凝ったグッズを作る同人印刷会社などなく、かといって家庭内手工業で250枚を印刷し折って挟む人手もなく、この形になりました次第。
そこが心残りだったのですが、逆に、「折らない構造だからこそ、裏にも印刷があることはしばらく気付かなかった」という声もあり、これはこれで良かったのかと。

参加者の方々からは、「嬉しい心配り」「お姉ちゃんごっこができる」「裏面に今気付いた!」「(裏面にも印刷があるとのツイッター投稿を見て、自分のティッシュを確認して)マジか!」「裏面の仕掛けが秀逸」「ポケットティッシュもギミックが隠されていて……ピーピーピーガー」などの反応。また、入場時にスタッフ(神様?)が参加者に手渡した瞬間、軽く笑みを噴き出す方もいらしたと聞きました。

(撮影:小馬谷氏)

余談ですがこの写真。小馬谷氏の撮影技法を思い知っていただける好例であるかと。ポケットティッシュとか絵ハガキとか金平糖とか、小道具一つ撮る際も「動き」の要素を箝(す)げる技が秀逸。「手に取る」「渡す」「開封する」瞬間を、タイミングを狙って撮影なさいます。どのような状況下でどのようなコミュニケーションに(その小道具が)生きていたのか、動画でもないのに動きが分かる気がしているのですよ。



PlayStation版serial experiments lain実演展示。
PS版s.e.lainを、
 (1)PS oneで、
 (2)全クリア済セーブデータを使って、
 (3)公式攻略本を参照しつつ、
 (4)4:3のディスプレイで、
体験プレイできる環境が用意されました。

 
(セッティング中の写真。3点撮影:小馬谷氏)


PS版s.e.lainは1998年11月26日発売(アニメ版は同年7月6日〜9月28日放送)。CD-ROM2枚組。データブロック(音声や動画ファイルなど)を、決められた順序や条件のもと開いて(再生して)ゆくゲーム。サウンドノベルといえば分かりやすいでしょうか。

「玲音と柊子先生のカウンセリング」や「玲音の日記」などを断片的に聴き進めるうち、柊子先生が壊れたり玲音がお父さんを造ったりn周目とn+1周目でストーリーが矛盾したり。
「全ブロックを再生したからといって物語の全貌が分かるとは限らない」「全ブロックを開くことだけを目的としては苦痛になる」「レインの存在を感じよう」など、拙速に理解を試みるべからざる旨が公式攻略本にすら書かれています。


なおデータブロックの中には、あたかも「アップデートファイルをダウンロードし、本体にインストールする」「新領域(DISC 2)へのアクセスキーをネット経由で取得する」という演出があります。もちろん当時のPlayStaion本体にネット接続する機能はなく、そもそも本体をアップデートする発想もない時代のゲームなのに。時代を先取りしていたのだなあ…。(左写真撮影:橘屋氏)


全クリア済セーブデータが入った媒体(これ「メモリーキング」って名前だったのか)。思えばデータを渡すのにWeb経由ではなく物理媒体を使うって久しぶりだ。
なお、私が持参しましたセーブデータをロードしていましたところ、なんとCHIKADA氏にお声かけいただき、「これPlayStation版か。しっかり4:3のディスプレイを使っているのがいいね」とコメントをいただき、軽く会話をしてしまいました。気さくな方だなあ。

その他余談を別添資料4.にて。



その他諸雑。


クラブサイベリア開催4ヵ月前から50回くらい言われているので聞き飽きているけど一応義務として書き残しておきますね:
玲音コスプレする人は多いが、玲音は遍在するから何人いても問題ない。


「Omni-presence」の和文は「遍在」なれど、頻りに「偏在」と書き誤れること甚だし。然りとて此の件に附き小中先生から肯うこと能う旨の理が示されり。



何が「控えめに言って最高」だ。なぜ控えるのだ。誇張して褒め称えよや。


ゲストとして、バーチャルユーチューバーにも映像での参加を打診したそうな。「s.e.lain作中で未来の技術のように語られた事象が現代ではどうなっているか確認できそうな方」とか「PS版s.e.lainのように断片化した動画を掻き集めて全体像を推察する動画群で知られる方」に参加いただく企画も検討されたらしいです。前者からは返答を得られず、後者とは金額面での折り合いがつかなかったとのこと。
…バーチャルユーチューバーって何? だなんて今更聞けない。


作中で名前が登場しない林随錫(リン・スイシィ)の呼び方が興味深い。「はやし」「黒服の背の低い方」「カールのもう一人」。


カール・ハウスホッファのコスプレをしたカケラ星氏。
髪型と髪色を変えたので印象が変わり、「カールがイケメン。13話の電気工事のカールみたい」とスタッフ間で好評でした。髪に着色したことはほぼなく、色付きヘヤワックスを使ったのだとか。


神様のコスプレをしたかがみ氏。本人によるエピソードは、ざっと聞いただけですが興味深いものです。例。
 (開催前)
・コスプレなんかしたことない。
・元はカールを演じる予定だった。変更理由は覚えていない。
・ウィッグのパーマにクシが絡まるので、梳(と)かせなかった。
・何回も会っているスタッフにさえ人違いだと思われたことがある。
 (当日)
・入場列から注目されていた。
・写真を撮られまくった。
握手してくださいとまで言われた。有名人でもないのに。
・09話解説パートに登場する、英利が作った資料(表紙に橘のアイコンがある書類)の模造品を作ってきた方がいらして、それを持っての撮影をしてもらった。
・「ぼくがかみさまだよ」というセリフは(壇上で)言おうかかなり迷った。言って良かった。
・壇上トークは、突然呼び出されて15分話せと無茶振りされ必死だった。
 (開催後)
・壇上トークもUstream配信に含まれていたことを後から知った。
・なぜこの程度のコスプレがそうまで注目されるのか分からなかったが、「人をかっこよく撮る」ことに長けた公認カメラマン小馬谷氏の写真*を経由して自分を見ると、「皆が見ていた神様」を共有できた気がした

*本稿冒頭で引用したツイートにある、階段上に立つ神様の写真のこと。


「(神様コスプレが似合っていたかがみ氏は)Twitterのアカウント名を神様にさせられていた。だが定着してしまうのは申し訳ないので、元の名前に戻れるよう祈っています」というツイートを見かけた。
労(ねぎら)いの言葉か、あるいは祈りを捧げる対象を神と称することを知っての高等な皮肉であるのか


クラブハウスの、音響コンソールなどがある部屋の正式名称を知らないので、仮に「司令室」と呼んだところ、小中氏のブログでも同じく司令室と書かれていたので驚く。


匿名氏「ファンDJの途中に挿入された茶番劇を撮影してTwitterに上げたんですけど、玲音役のペチカ氏を声優清水香里氏だと間違えている人が多くいて…」
ちょっと待て今あなた茶番劇と言ったな



この辺りからは内輪話が主となります。開催前のことや、主催シオドアさんのこと。


シオドア氏からは、クラブサイベリアを開催する構想を、遅くとも2015年には聞いていました。ライブハウスでスモークを焚き、赤青のレーザーを照射し、オールナイトで、ちょっとくらい危ないクスリを使う、大き目のオフ会を想定していらしたとか。2018年1月に具体的に開催に向けて動き出したところ、重なる幸運とそれを掴んで拓いたシオドア氏の信念で、公式とファンの境界を崩す規模のイベントに育った、というのが会の流れです。





クラブサイベリアに合わせて開催された別イベントについては、別添資料8.にて。


 
左)提供いたしましたファンアート。会場建物入口の通路が曲がっている所に、つまり入場する人から見て背面に掲示されていました。
右)名刺代わりに作ってきましたポストカード。40人くらいにお渡ししました。クラブサイベリアとして提供されたグッズではありません。


クラブサイベリアとTEXHNOLYZEの関係に言及した最古のツイート。



クラブサイベリア告知(2月)後にシオドア氏のTwitter投稿を見ていると、皆の「Twitterでs.e.lainの話題が盛り上がっているので自分も参加したい欲」を掻き立てるのが実に上手いのですよ。例えば当初(3月中旬〜4月上旬)は、s.e.lainの二次創作イラストがTwitterを飛び交い始めました。これが正に初期の広報活動の成果。

一気に盛り上がってしまうと熱が続きにくいのも現実。そんな中で、イベントの新告知を毎月小出しに行ったり、過去の投稿を逐次再度リツイートしたり、毎週金曜日のs.e.lain同時視聴会を告知したり(発案はstein氏)と、シオドア氏のイベント運営にまつわる牽引力に圧倒されていましたこの4ヵ月ほど。更にチケットを4回?に分けて発売したのも、定期的に期日を指定することでイベントへの興味の緩急を維持するテクニックかと。

一方で残念なことに、盛り上がりを嗅ぎつけs.e.lain愛好者の悪口を言いたくて我慢できぬ簇が集くるのも亦条理。「薬物密売や拳銃自殺のコントが繰り広げられるんだろうなあ」「lainに詳しいと気取りながらねずみのような風貌のオタク男ばっかり集まりそう」「俺の方が詳しいのになぜ俺の知らないところでイベントを開くのか」とか、思いを胸中に留め置くこと能わざる者のツイートがありましてね…。また開催が近くなると、チケット落選者や告知サイトを読まない者からの放埒な苦情が押し寄せ、貴重な準備時間を費やして対応なさったようで。立場上ていねいに対応せねばならない境遇には、極めて痛み入ります。
ところで。驚いたことに、ねずみのようなオタク男がどうとか言っていた人が当日来場していたんですよ。オタク男とは自嘲だったのか、あるいは好きな女の子の気を引きたくて悪口を言っちゃう思春期前の男子の性質だったか。


閉会直後からTwitterで「#シオドアさんありがとう」ハッシュタグが。


シオドア氏とお話ししていて/話を横で聞いていて、轟然たる勢いを感じた例いくつか。
・豪華ゲストを招いたのは当初からの計画でもなく偶然の要素が大きい。
・イベント開催が予想より注目されたので会場キャパシティ500人でも埋まったかもしれないが、それだと人手が足りず運営できない。今(190人)でも手が回っていない。
・当初(1月下旬頃)は公式関係者を招く予定はなかった。小中氏が来場くださると聞いて、以降は開き直った。話が大きくなるので、このまま進めてよいのか不安になった。
・ジャスミン・ロジャーズ(boaボーカル)本人をお招きしようとも考えたが、別のスタッフから反対された。それならばと売り言葉に買い言葉で、動画メッセージを依頼した。
・(s.e.lainファン一般のためというより)自分が実現したいと思うことをやっている。
・アホみたいにオファーしまくったところ、(たまたまTwitterアカウントが開設されていた、たまたま事務所所属せずフリーだった等の)タイミングの良さもあり好反応だった。
・熱量の高い人にこそチケットが行き渡るよう、販売日時は直前に告知するようにした。6月のチケット販売は要望が多かった抽選制とした。
・チケットを買えなかった人のための配慮を見せねばならず、翌日のオフ会も案内することに決めた。
・クラブサイベリアが終わったら、俺がリアルワールドからいなくなる可能性も(…だが僅か2日後には口血未乾のまま次のイベントに言及していましたね)。
俺晴れ男だから当日は雨降らないよ!
・クラブサイベリア明けの月曜日から1週間の出張があって辛い。代わってくれるスタッフはいないか?
・クラブサイベリアの特別ゲストの方々がしてくださった事をまとめると、
 ・小中先生、清水さん、安倍先生、上田Pによるトークセッション
 ・安倍先生のライブペインティング
 ・リアルJJのDJ
 ・JJと玲音の掛け合い(脚本は小中先生)。その後ステージで共演
 ・boaのDuvetの演奏ビデオ
…改めて書き出すと我ながら良くオファーした。怖いもの知らずにも程がある。そして受け入れてくださった特別ゲストの方々の懐の深さに感謝しかない。
・ワイヤードとリアルワールドの境界ぶち壊せたって自信を持って言っていこうと思う。
・クラブサイベリアのスタッフミーティングは毎回実質小規模オフだった。lain好きが集まって「これをやったら面白い」とかアイデア出し合う空間は最高に楽しかった。バンド練習もメンバー全員がlain好きとか、普段はあり得ないし。
このイベントは俺じゃないとできなかった。…と、誰も言ってくれないので自分で言ってる。


当日午前5時の気象警報発令状況。全国的に大変な状況下でこの幸運。



安倍氏と小中氏がゲストとして来場なさるというインパクトある情報は、告知前(2月下旬)に、小中氏ご自身のツイートによって早期にネタバレしてしまっていたのですよ実は。だから告知されるまでの1ヵ月以上、知らないふりをするのが閲覧者の礼儀でした。それゆえシオドア氏が「(安倍氏と小中氏の来場は)一部の方はもう知ってたと思うけど」とタネ明かしした際の、諸人の安堵といったら


クラブサイベリアに絵や音楽で出展・出演する方々は、特別ゲストの方々を別にすればプロではない。一方でイベントが大掛かりになるほど、参加者はプロによる出展であることを(無意識にであれ)期待してしまう。…というギャップがあったようで、とても理解できます。バンドメンバーやDJを務めた方でこのギャップに悩んだという方はやはりいらしたようです。

例えば3月、CHIKADA氏がDJを務めると発表された時、ファンとして(=プロでなく趣味として)DJやVJを務める方々は焦ったでしょうね。でもまだいいですよ。別に本職DJと隣に並んで同時に演じる訳ではないんですから。当方、灰羽連盟イベントで二次創作同人誌の出展を応諾した際、安倍吉俊氏の本と私の二次創作誌が隣に並んで展示される屈辱を味わったんですからね。…いえ、会場面積の都合で仕方なかったことは承知していますよ。
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この長い長いイベントレポート執筆については、5月にシオドア氏からものすごくていねいなご依頼を受けていました。その執筆依頼の全文がこちら:

posted by Lagado at 20:52| Comment(0) | イベント記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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